いま、この現代社会において、結構ホストにはまっている女性たちもいます。タレントの坂口杏里さんがセクシー女優に転身したということですが、話しによれば、彼女も、ホストクラブにハマっていた時期があり、AV女優にならなければならない背景には、背負い込んでしまった借金のせいがあると言います。
ここで、問題を追求しなければならないことは、ホストには、借金をしてしまうほどの魅力がなぜ存在しているかということです。それは、風俗と無関係という人たちが例外ということではなく、あなたの側に、ホスト的な存在が登場すれば、騙されてしまう可能性は充分にあるということを意味しています。
なんで、ホストのような男性に女性たちは惚れてしまうのか
私は、ホストクラブに一度も行ったことがないというケースでも、ホストクラブという存在が、男性が接客してくれる、女性客を対象としている、会話を楽しむ場所という程度は知っているでしょう。
居酒屋でお酒を飲むこともいいことですが、一人ではやっぱり寂しいですし、女の子同士というのも、いつもマンネリ化した会話になり、最悪挙げ句には、友だちの愚痴を聞いているだけということになってしまうのです。悪口ばっかり聞いても、何が楽しいのでしょうか。
でもだからと言って、ホストクラブに行こうという気持ちは、女性たちに起こる訳ではありません。居酒屋やバーにひとりで行って、大将やバーテンダーとしゃべるのと同じというような感じもあり、別に敢えてそうまでして喋らないでも、一人で黙って飲んでいればいいという感じもあります。
しかし、ホストクラブには、居酒屋やバーにひとりで行って、大将やバーテンダーとしゃべるのとは、大きな違いがあります。
お金の話しをしますが、女性が担当にするホストを決めれば、自分が飲食した代金の一部がその人のインセンティブとなる点です。またほとんどのお店では、一度指名したら、本人がチェンジをかけるまでそのホストがずっと担当となる永久指名制を導入しています。
まさに、ホストは、自分の目の前にいる女性が、自分自身のお客様です。ですから、居酒屋の大将とは全然違いますし、居酒屋の大将なら、他のお客様の方へ行ってしまったり、料理を作るので相手にしてもらえなかったりということがあるかもしれません。ホストの場合、女性と離れないようにという意識が常にあります。
女性の人たちも、彼氏にだって、そのような気分のいい対応をしてもらったことがないという人たちが多くいます。ホストクラブでは、女性たちにいい環境が提供されるからまた来たいと思ってしまうのです。
なんで女性たちははまってしまうの
別に、一度程度ホストクラブへ行って体験したいという気持ちなら、借金も背負うことはないでしょう。そもそも、問題は、ホストクラブにはまってしまうことです。はまるということは、女性の人たちが、家庭など持っていたとしても、家庭よりもホストクラブを優先してしまうことであり、結果ここには、当然借金をしてまでもというリスクが存在していることになります。
失恋してホストクラブへ
実際には、坂口さんは、スキンヘッドの年上の芸人さんと別れてから寂しくて、ホストクラブに出入りするようになったと言います。ヨーロッパ調のゴージャスな店内、そして、 見渡す限りチャラ男系の派手スーツ男子たち、その光景は、非日常的であり、楽しいか楽しくないかと言えば楽しいに決まっています。
店内のあちこちで繰り広げられる賑やかな飲みコールや、 親し気に声をかけてくれる従業員がいたり、そして女性の人たちの専属のホストの存在……。
それは、非日常的というよりも、夢の世界かもしれません。ふられた女性たちは、やはり心は傷ついているものです。傷ついた女性たちが、このような世界で癒されたいという気持ちも非常に理解出来ます。
しかし、女性たちを、このホストクラブに釘付けにしてしまっているのは、「引きこもり症状」と考えていいのではないでしょうか。
引きこもり状態のリスク
そもそも失恋すれば女性の人たちは、自分自身の部屋で引きこもっているはずです。しかし、ついついホストクラブのような場所へ行けば、そこは夢の世界でありもっと居たいという気持ちも起こるでしょうけど、 よりお金を使ってしまおうというモチベーションの人たちは、そこに自分自身の居心地のいい家を見いだし、引きこもっている状態と同じだからなのです。
借金をしなければ、居心地のいい家から追い出されてしまうのですから、仕方ないと言えば仕方ないですよね。
彼氏の世界に留まっている
彼氏に無我夢中でお金を投資して、借金に苦しんでいる女性たちもいるのではないでしょうか。彼氏は、ホストではありませんので、彼氏が気付かせてあげる必要がありますが、都合がいいからそのままという男性もいます。
そのような女性たちも、彼氏と一緒にいて居心地がいいとも言えますが、そこにまさに彼氏の環境に引きこもっているあなたがいます。