最初は優しくて親切だった彼氏や夫が急に暴力を振るうようになり、大きな事件に発展することが増えてきました。
いわゆるドメスティックバイオレンスと呼ばれるものです。
ドメスティックと言う言葉はご存知のように「内輪」を意味する言葉ですから、家庭内や親しい間柄で行われる暴力行為のことを指して用いられます。
数年前からDVとして呼ばれるようになり、最近この傾向が強い男性が増えてきているという傾向もあるようです。
まさか自分の彼氏や夫が暴力を振るうとは夢にも思わなかった、という女性が多いようです。妻や彼女に対して暴力を振るう男性には共通の傾向が見られます。
それらの傾向をしっかりと理解しておくならば早めに対処することができるかもしれません。
今回はドメスティックバイオレンスになる可能性のある男性の特徴について考えてみましょう。
人を批判する言葉がきつい
人間関係が親密になってくるとお互いの欠点や弱点が見えてくるものです。時として大きな失敗をしてしまうこともあるかもしれません。
そのような時に執拗なまでに言葉で攻撃してくる男性はDVの傾向が強いのかもしれません。
何度も何度もしつこく言葉でけなしたり、攻撃してくるのは普通では考えられないことです。
普通の男性は自分よりも弱い女性に対して、攻撃をすることに恥じらいを感じてためらうものです。
「お前はなんてバカなんだ」「こんなこともできないのか」「この、クズ野郎」何て言葉が相手から飛び出すようになったならば、ドメスティックバイオレンスの傾向を疑った方が良いかもしれません。
きつい言葉を口にした後に優しい言葉で相手を慰めたとしても、それは一時的なものですから惑わされないように気をつける必要があります。
実際ドメスティックバイオレンスを行う男性の多くは暴力を振った後に女性に優しく接し慰める傾向があるようです。
このようなことから女性は警察や弁護士に相談するのをためらってしまうように。
些細なことでキレる
ほんの些細なことで感情を害しキレる男性は気をつけた方が良いかもしれません。
例えば料理の味が口に合わなかった、とかテレビのチャンネルを無断で変えた、というように些細なことで暴力に発展するようであればそれDVの可能性が非常に強くあります。
なるべく早く信頼できる場所に相談した方が良いでしょう。
異常なまでに感情の波がある
機嫌のいいときは女性に対して優しく接したり 、甘い言葉をかけるかもしれませんが、ひとたび感情を害してしまうと一転して暴力行為に及ぶ男性は気をつけた方が良いでしょう。
男性は女性よりも感情の波が強いとは言われていますが、それでも感情が愛したからといって女性に暴力を振るような男性は、普通の神経では考えられないことです。
もしそのような兆候が表れているならば気をつけた方が良いかもしれません。
プライドが高い
プライドの高い男性はドメスティックバイオレンスを行う可能性が高いと言われているようです。
プライドが高いために落ち込んだ時や他の人から感情を害された時に執拗異常に反応してしまうようようです。
それが暴力行為となって現れてしまうことが多いようです。
それと同時に人生において挫折を経験したことがない人もDVの加害者になってしまう傾向が強いようです。
子供の時や青春時代に挫折を経験していなかったものの、社会人になって初めて大きな挫折を経験した時に、感情のはけ口として自分よりも弱いものに暴力をふるってしまうようです。
今の段階で自分の彼氏や夫がDV加害者になる可能性がどれほどあるのかどうすればわかるでしょうか?
一つの方法としてイライラしている時に相手がどのような反応を取るかに注目して見るのが良いでしょう。
仕事で疲れている時や物事がうまくいかなかった時に、自分で感情を制し物事を解決しようとするでしょうか。
あなたに八つ当たりをしてくるでしょうか?
また食事や何かのサービスを受けるときの店員さんに対する態度に注目してみるのも良い方です。
自分よりも弱い相手に対してどのような話し方、対応するのかによって、あなたに対する対応の仕方も垣間見ることができるからです。
ドメスティックバイオレンスは日本だけではなく世界中でも大きな問題となっている者です。
被害者の多くは警察や弁護士などに相談することができず、自分自身の力で解決することができると考えるようです。
しかし専門家も言及しているようにこの問題は自分自身の力だけでは消して解決することができません。
むしろ問題は悪化していくようです。
ですからもしあなたもこの問題を抱えているのであればなるべく早く信頼できる専門家に相談するのが先決でしょう。
専門家に相談することで愛する相手を裏切るような感情を持ってしまうかもしれませんが、あなたがそのように行動することによって大切な相手を救うことができるのです。
ドメスティックバイオレンスは進行性の強いもので大きな問題ともなり得るものですから、きちんとした方向で対応することが大切なのです。