恋愛を占うためにタロットカードにトライする人たちもいます。ただしタロットカードはあまりにも当たり過ぎるから恐いから出来ないという人たちもいます。
本当に、未来を予言してくれるものが存在していたとすれば、恐くて出来ないという気持ちも理解出来ないではありません。
タロットカードの魅力
タロットカードを一度体験した人たちは、何度も繰り返すとも言います。まさに、占いをして、当たる体験が、私達を非現実の世界へ導いてくれるかのようです。
私達の理解出来ない部分と、理解出来るものが、うまく接合された感じがして、人生を倍広く生きられるような感じもします。
私達は、時には、このような非現実的手段も上手く取り入れるべきかもしれません。
タロットカードは、何でそれほど、未来を当ててしまうのでしょうか。
心理学者のユングという人物がおりますが、彼は人の意識を氷山の図で例えました。 それによれば、普通に自覚できる顕在意識は、海面から僅かに飛びだしている程度です。お花の芽が球根からちょっと飛びだしたという感じです。
残りの部分は、全部潜在意識と言われているものです。ユングは、潜在意識の中には、前世や来世(未来)の記憶も入っていると言っているのです。
タロットカードは左手で引くもの
タロットカードは左手で引くものとされていますが、左手は直観(右脳)に繋がっている手ということで、思考をここに介在させないためとも言われています。
つまり、恋愛の未来も当ててしまうタロットカードは、潜在意識の中に存在している既に知っているんだけど認識できていない事実、既に知っているんだけどまだ認識できていない未来と言ったものを知る作業に過ぎないと言います。
しかし、ユングの言っている潜在意識が前世と来世に繋がる理由が納得出来ないという人たちがほとんどではないでしょうか。ユング自身が、霊能の家系に生まれているということで、そのような観念なくして、人生そのものを生きることができにない人物ともいうことができ、ユングの観念を世界の人たち全員に押しつけることもどうかと思います。しかし私達は、あまりにも科学という概念に先走ってしまい、科学の概念の先には、不思議な世界が依然存在していることも否定は出来ません。
タロットカードも、信じる人たちのみ救ってくれるという感じでしょうか。科学漬けになっている人たちは、到底タロットカードの真実など信用してもらうことは出来ないでしょう。
あらかじめ答えは自分自身の心の中に潜在的に用意されてある
タロットカードで、大事な決断を占うというのはどうなのでしょうか。昔、政治でも占いが利用されていた時代はありましたが、大事なものを占いで支配されてしまうことにも問題はありそうです。
でも、恋愛程度は、占いに頼りたい心情ってあるのではないでしょうか。それは、恋愛とは命がけなものではなく、ある程度心にいつだってゆとりが存在している、いわば、大人たちの遊びなのかもしれません。
恋愛についてタロットカードで占いをする時、ぶっちゃけタロットカードの答えは、あらかじめ自分自身の心の中に潜在的に用意されていると言います。
つまり、潜在的には、自分自身が、ベストな答えをあらかじめ用意していて、それがタロットカードという手段によって導き出されているに過ぎないと言います。
タロットカードが、100%当たるということではありませんが、自分自身が理解している一番ベストな道を歩いているので、成功出来る確率は一番高くあります。
相手の気持ちはなんで判るの?
潜在的に知っているというものの、恋愛は相手が存在します。自分自身の潜在意識が、相手の心の正しく理解しているとは思えないですが。
しかし、それでも、あなたは潜在的には、相手の本音も理解していると言います。 人間の潜在意識は、もっと深い場所で、集合的無意識というものが存在しているといいます。もちろん、潜在意識のことをわかっていないので、人間たちは、集合的無意識のことを表面的に理解することができませんが、人間って、表層にとらわれ過ぎて、集団的共通部分がもっと存在していることを見過ごしていたのかもしれません。
人間は、もっともっと、相手のことを理解する手段を持っていたのです。ごくごく、スピリチュアルな話しと言えばそれまでですが、タロットカードとは、集合的無意識まで追求をして、回答を出す方法なのです。
人間はバラバラな存在です。しかし、少なくとも、生きるということで共通している部分があります。私達は生きていることが何だか正確に言い当てることができませんが、集合的無意識はその奥底に潜んでいるものです。 集合的無意識は、その生きる部分に寄り添い貼り付いているものではないでしょうか。
人間は判らない部分を本能として決めつけてしまいがちですが、それは本能以上の何かです。そこには、人間と人間を繋ぐ太いパイプのようなものが存在して、つまりあなたは、相手の気持ちを既に知っているのです。