恋愛には、様々な名言があります。 いま、現代社会の人たちは、草食系とも言われて恋愛嫌いになってしまっているかもしれないことを警戒する必要があります。
草食系男子は、好きな相手ができても、恋愛に奥手だから挑戦しようという動機付けがなかなか起こらないデメリットがあります。 中には、かつて恋愛をしていたのに、忘れてしまったという人たちもいるほどです。
恋愛に大事なのは、一歩踏み出す勇気です。それは決して難しいことではなくて、偉人の言葉があなたの精神を揺り動かすことも充分考えることができます。
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェとは、 19世紀後半に生きたドイツの哲学者です。
現代社会において、ニーチェの思想がクローズアップされることも頻繁にあります。
特にニーチェは,強者の君主道徳と対比し,弱者の奴隷道徳は強者に対するルサンチマンによるものだとします。
このルサンチマンという言葉も、頻繁に現代社会に登場します。
それは、ニーチェの、 キリスト教批判における中心概念であり、 被支配階級であったユダヤ人は、支配階級であるローマ人の力強さや能動的に生を楽しみ、自己肯定的であることに対し、恨み・妬みを抱いて、ルサンチマンから、本来強いものがいいことであり、弱いことが悪いはずであるのに、強い者は「悪い」、強くない私は「善い」、という屈折した価値を作り出すことになります。
強いものをネガティブに否定してしまっては、世界自体が成長しないのではないでしょうか。
キリスト教とは、そのようなネガティブな温床を作りだしていると指摘し批判しているのが哲学者ニーチェです。
「貧しき者こそ幸いなり」、恋愛ベタな草食の人たちは、案外心に、ルサンチマンを抱え、弱さに居心地の良さを求めているのかもしれません。
恋愛にとって、禁欲主義、現世否定主義と言ったものは全然意味をなさないものであるかもしれません。
一歩目を踏み出す勇気が大事
そんなニーチェが、恋愛する人たちに……という訳ではありませんが、一歩目を踏み出す勇気が大事という言葉を投げかけています。
そのような意味では、キリスト教精神は、留まるのを良しとしている精神なのかもしれません。 恋愛において、すべて初めは危険と考えるものです。
だから、恋愛を、アクションをせず、夢見ている人たちもいるかもしれません。
しかし、実現する恋愛だって、スタートしなければ何もはじまらないのです。
恋愛で失恋するのなら、行動しない方がいいという人たちがいます。
しかし、それも結局は恋愛をしていないことなので、恋愛をするためには、一歩前へとどうしても進んでいかなければなりません。
一歩進んで行くことが恋愛だとニーチェは教えてくれているのです。当たり前の言葉に聞こえますが、この言葉に、あらためて恋愛観が変わったという人たちもいます。
恐怖心は自分の中から生まれる
そして次にニーチェは、恐怖心は自分の中から生まれると言っています。
この世の中に生まれる悪の四分の三は、恐怖心から起こると言います。
恋愛も、そのような意味ではイバラの道を歩いていかなければならないかもしれません。
しかし、実際に多くの恐怖とは、自分自身の心が作りだしているものに過ぎないのです。
自分自身の心の中に存在しているものなら、自分自身でいくらでも変えることができるのものなのです。
まだ体験もしてないことに対して恐怖心を持っている多くの人たちがいますが、それほど無駄に停滞はありません。
本当の恐怖も体験しないとわからないものです。
恋愛に対して、実際の体験値があなたにどの程度あるというのでしょうか。
【愛する人と疎遠になるのなら、友達のままでいい】というのは、見た目非常に美しい言葉に見えます。
しかし、このような言葉に留まる精神こそが、ルサンチマンを抱える精神です。
実際には強靱なメンタルを持つことで解決できる多くの問題があるはずです。
あなたは、恋愛に対して、メンタルを強くしようという視点に立ったことはあるでしょうか。
初めの一歩は自分への尊敬から
そして、ニーチェは、初めの一歩は自分への尊敬からと言っています。
恋愛恐怖症の人たちは、自分自身は所詮大したことないと思っている傾向があります。
そんなに大したことがないなら提供されても、相手も迷惑かもしれませんが、自分自身のモチベーションによって、自分自身を大した人間に成長させることも簡単にすることができます。
「初めの一歩は自分への尊敬から」、まずは自分自身を尊敬することからはじめてみてはいかがでしょうか。
相手を好きになると同時に、そのような人を好きになれる自分が好きと言えれば、もっと恋愛って前向きになることができ、最初の一歩は簡単に進むことができるようになります。
最初の一歩なんて決して難しいことではありませんが、「力の意志」のない人たちは、その一歩を決して踏み出すことができません。