恋人たちに聞きます、結婚となんなのでしょうか。男性も、女性も、恋人が側にいれば、結婚というキーワードも必然的に頭に浮かんで来るものではないでしょうか。
そもそも、結婚とは、恋人同士が向かわなければならないゴールでしょうか。
結婚しなくでも大丈夫?
そもそも、恋人同士が、みなさん同じ結婚というゴールに向かっていくこと自体、気持ち悪いと思う人たちもいるでしょう。現代社会は、もっと個性のある時代と言いたいのです。みなさんがみなさんのスタイルで、恋愛の結果を導き出せばいいのではという感じもあります。
みなさんが、少なくとも、結婚というものは、私達を幸せにしてくれるものであり、私達を不幸にするものでないと思って、向かっていくでしょう。
結婚の歴史
結婚の歴史、実際にははっきりとしたことがわかっている訳ではありません。はるか昔、1万年以上前の縄文時代にも結婚という考え方はあったのではないかということが言われています。
狩猟時代は「群婚」という言葉が存在して、不特定多数の男女がその日その日の相手を決めていたと言います。14~5歳になった男性たちは、旅立ち、結婚相手を探しに行ったということです。
しかし、そのような結婚のモチベーションには、リスクも存在しています。しっかりした規則の中、男性と女性の営みがされないことには、子供が誰の子供かわからない状態になってしまうことでしょう。
そのような意味では、結婚とは、子供さんのために存在して、しっかりした規則作りとも考えることができます。
家の概念
その後農耕技術が発達してくると、食料を求めてがんばって移動したり命をかけて戦わなくてもよくなる時代となり、段々と家と言う概念が強くなって来ます。
家の概念とは、まさに、子供の在処を明確にする方法と言えるのではないでしょうか。昔の人たちは、自分の「家」の土地を守ることによって、必然的に、家族という存在を守っていたのかもしれません。
結婚はその土地の権利を守る正当な手段として考えることができます。人類はどんどん人口が増加することになりますし、好き放題では済ますことができない実状となり、社会が大きくなっていく過程で社会は少しずつ管理され、複雑化していくことも必然的に要求されていくことになります。
そして、結婚という概念は、家に留まらず、 宗教や社会的に権威のある存在に戦略的に利用されるようになったともいうことができます。家という存在は、世界の中で、バラバラな存在で、孤立している訳ではありません。しっかりコミュニケーションを持ち、家と家で繋がり、情報を伝達することになります。
そして、結婚するしないは自分自身の勝手でしょうという言い方も、自ずとできない世界が構築されてしまったのかもしれません。でも、ここには、仕組みが優先されているだけであり、恋とか愛と言ったものは、よけいなもの、あとづけという感じもあります。
恋愛なんてよけいな概念
社会が社会として上手く機能するためには、恋愛なんて関係ないものである可能性もあります。しかし、現代社会の人たちは、そうではありません。恋愛がなければ結婚はしないなんて言い方をするから、おかしな流れ方になってしまうのかもしれません。
そして、そのような恋人たちは、恋をしているのだから、敢えて結婚する必要なんてあるの……?などいうことを考え出してしまっていたりします。
結婚は、子孫のため、社会構築のために必要なものなのです。恋愛が、恋愛がという言い方をしてしまうから、結婚というレールからどんどん外れて行ってしまうのかもしれないですよね。
人たちはなんで結婚をしなければならない?
人たちはなんで結婚をしなければならないのでしょうか。人たちは、幸せになりたいと思っているから、結婚をするのです。結婚をすると、そのときはとても幸せな気持ちになります。その気持ちを、誰も否定などすることはできないでしょう。そして、幸せになれば、より伴侶のために頑張ろうというモチベーションも起こるのではないでしょうか。
個人が、幸せになってしまえば、あとは何もしないで過ごしてしまうかもしれないですが、結婚によって、相手をしっかりと見つめることで、幸せによって、より頑張ろうというモチベーションを持つことができるのも、結婚のシステムのメリットとして考えていいでしょう。
間違いなく、みなさんには、結婚によって大きな力が宿ったということができます。
瀬戸内寂聴はこのようなことを話している
なんで、結婚しなければならないかわからないという人たちは、瀬戸内寂聴先生の話しも参考にしていただければと思います。なんで、結婚するのかといえば、先生は、孤独ではないからということを確認するためと言います。
人間は、本当のことを言えば、社会を構築しなければならない理由も、子孫を繁栄しなければならない理由も、孤独が寂しいと思っていたせいからかもしれないです。