お見合いは条件で相手を選ぶことができますが、短期間で結果を出さなければいけないというデメリットがあります。
高収入で条件の良い相手でさえあれば幸せになれるかと言えば、そうは簡単にいかないのが結婚の難しいところです。
お見合いする際に何を決め手とするかは人それぞれだと思いますけど、お見合いの決め手となりそうなポイントをあげて解説していきます。
お見合いの決め手となるのは?
年収
一般的に、子どもを生んで育てるためには、年収500万円以上が必要だと言われています。
しかし、これは専業主婦の場合です。夫婦共働きで妻も年収500万円以上稼ぐなら、夫が専業主夫でも問題ないことになります。
ただ、女性は子どもを生んで働けない期間がありますから、その間夫の収入で暮らしていかなければなりません。貯金がないと不安になります。
年収が多いから貯金ができるとも限りません。年収以外に、お互いの貯蓄能力などについても考えておいた方が良いでしょう。
学歴
学歴は、夫婦のバランスによります。妻が大卒なら夫も大卒、妻が高卒の場合は夫が高卒でも、バランスが良いことになります。
しかし、高卒でも知的能力の高い人はいますし、大卒でも勉強が好きではない人もいますから、学歴だけで決められるものでもないでしょう。
学歴は職業とセットで考えた方がいいと思います。良い大学を出ていれば、良い会社に就職できるというのが一般的ですから、将来の安定雇用につながります。
職業
お見合いでは、公務員が人気です。現代は、終身雇用の制度が崩れており、大きな会社に就職できたとしてもリストラが心配されるような時代です。
安定的に勤めることのできる公務員に人気が集まるのが、お見合いでよくわかります。
職業に関しては、コツコツと真面目に働く気のある人であれば、どんな仕事に就いていようと問題ないかと思われます。
外見
外見については、好きな見た目というものがあります。
濃い顔が好きな人がいれば、あっさりしているというか薄い顔が好きな人もいるでしょう。
また、外見がガッシリした人が好きな人や、細めのタイプが好きな人がいそうです。
外見は結婚後、太ったり痩せたりすることがありますから、痩せている人が好みだったとしても、太ることを想像しておいた方が良いかもしれません。
趣味
趣味の合う人と結婚できれば、楽しいかと思いますけど、むしろ将来的に家計をおびやかすことのないような無難な趣味を持っていることが大切です。
趣味の中には、お金のかかるものも少なくないため、「たかが趣味」とあなどれない場合があるからです。
また、インドア派とアウトドア派では、趣味が大きく異なっているため、価値観が大きく違ってしまうようなこともあるでしょう。
両者がまったく合わないということもありませんから、休日の過ごし方について確認してみましょう。
親との同居
相手の家族構成、将来的な同居の有無などを確認しておいた方が良いでしょう。
少なくとも、同居が条件のようになっている結婚はやめた方がいいです。
相性が良ければ問題ないかもしれませんけど、合わなかった場合に大きなトラブルに発展することがあります。
本人は同居がないと言っていたとしても、親はそう思っていないこともあるため、お見合い相手の家族に会ってみてください。
お見合いで気をつけるポイント
お見合いの場合、恋愛結婚のように「好き」という感情から入ることは滅多にありません。
一目ぼれでもない限り、2~3度会っただけの人に恋愛感情を持てる人は少数派でしょう。
しかし、条件から入る結婚も、悪いものではないはずです。スタートが大恋愛でも、途中で相手の条件が悪くて関係が壊れる例などいくらでもあるからです。
お見合いは、最初の段階でいろいろ確認できるため、安心感があります。
気をつけた方がいいのは、条件をしぼりすぎて高望みすると適齢期を逃すおそれがあることでしょう。ある程度の妥協も必要になります。
最も大事なことは、お見合いにしろ恋愛結婚にしろ、相手を尊敬し好きな気持ちがないと、結婚生活が続かないことです。
「年収さえ良ければ、どんな人でもかまわない」みたいな割り切った気持ちで結婚すると、結婚後壁にぶつかります。
自分は割り切れたとしても、相手が愛のない結婚に嫌気が差してしまうこともあります。
お見合いも恋愛結婚も、きっかけにすぎませんから、そこからスタートして相手を理解し、好きになっていくことが大切です。
条件が良いと思って結婚を決めたら、次に確認した方がいいのは「今後、その相手を好きになっていけるのか!?」です。
その答えが、「いくら条件が良くても、好きになれそうもない相手」だとしたら、その結婚はやめた方がいいかもしれません。
結婚の条件の中には、幸せな結婚生活をするために必要なものもありますけど、最終的に結婚生活を支えるものはお互いの“愛情”です。
たとえ条件から入ったお見合い結婚だとしても、愛のある暮らしを目指しましょう。